これまで日本人の食生活は、いわゆる三大栄養素の適切な摂取の上に立ち、平均寿命は男女ともに世界で常に上位を占めてきた。しかし昨今の欧米型食生活へ移行する形で、炭水化物の摂取が減少し動物性のタンパク質や脂肪の摂取量が急激に増加する傾向がみられるようになった。これは青少年を中心とする体位の向上に貢献する一方、肥満、動脈硬化、糖尿病、アレルギー性疾患などの生活習慣病の発症リスクをもたらし、あらためて現代日本人の食生活と栄養所要量の関係を見直す時期に来ていると考えられる。
 健康な食生活を実施し、健康の維持と増進を図るためには、摂取対象である食品の機能性を科学的に解明すること、疾病の治療もしくは予防を増進して、活動余命の延長、ひいては生活の質の向上に貢献することが大切である。このために、日本生物高分子学会は、和文誌「食品・臨床栄養」を発行する。本誌は、広く食に関わる化学、生化学、生理学、医学、栄養学など生命科学全般の基礎から応用に至る分野を対象とする。
 

1. 投稿原稿

(1) 投稿内容

1) 「食品・臨床栄養」は、食品の基礎研究、ヒトを対象とした試験、新規の栄養機能成分に関する研究、食品に関わる調査研究など広く食に関わる生命科学関連分野の総説、報文、速報、研究ノート、資料等を掲載する。

2)      総説は原則として、編集委員会が依頼したものに限る。報文、速報、研究ノート、資料は原著とし、他誌に未発表のものに限る。報文は、新しい事実と価値ある結論を有し、食品学、栄養学など生命科学関連分野に貢献するものとする。速報は特に速やかに発表することにより学術的に貢献できる内容を含むものとする。研究ノートは、報文よりは短いが新しい事実や価値ある結論が含まれるものとする。資料は、適切な分析法による多くの食品の成分分析あるいは適切な調査法による有用な結果などを公表することにより、研究・実践活動に有用な情報を含むものとする。

(2) 投稿者の資格

  論文著者は、少なくとも1人が日本生物高分子学会の会員であること。ただし、編集委員が依頼したものはこの限りではない。

2. 論文の採否と掲載

  投稿論文の審査は、1名の編集委員が責任審査を担当し、責任編集委員が委嘱した複数の審査員の意見を参考にして、編集委員会が採否を決定する。投稿論文の採否は責任編集員より通知される。
  編集委員会は原稿中の字句について加除修正を行うことがある。
  報文その他の掲載順は原則として受理順による。
  本誌に掲載された論文の著作権は、日本生物高分子学会に属する。


3. 倫理指針

  ヒトを対象にした論文は、世界医師会総会(World Medical Assembly)において承認されたヘルシンキ宣言(1964年承認、2013年修正)の精神に則るとともに、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成26年文部科学省・厚生労働省告示第3号)等に従って行われた研究でなければならない。また、動物を用いた研究についても、「実験動物の飼育および保管並びに苦痛の軽減に関する基準」(平成18年環境省告示第88号)等を遵守して行われた研究でなければならない。これらに該当する投稿論文では倫理審査委員会や動物実験倫理審査委員会等で承認された旨を明記しなければならない。


4. 投稿形式

(1) 論文の種別
  希望する種別を報文、速報、研究ノート、資料から選択する。編集委員会が最終的に種別を決定する。
 
(2) 原稿の書式
  表紙には、タイトル、著者名、所属機関名、責任著者の連絡先(所在地、電話、ファックス、e-mailアドレス)のすべてを和文と英文で記載する。
  次頁に、要旨、キーワード(5個以内)を和文と英文で記載する。
  次頁以降、緒言、実験方法、結果および考察、要約、謝辞、引用文献の順で記載する。なお、図表(図の説明も含む)については文中に埋め込む。
  原稿の執筆にあたっては「投稿規定の書式細則」を参照する。

(3) 投稿先
  「食品・臨床栄養」編集委員会事務局宛に電子メールで提出する(word形式が望ましい)。
 
「食品・臨床栄養」編集委員会事務局
mailto: fcn@jsb.gr.jp
〒570-8555 守口市藤田町6-21-57 
大阪国際大学短期大学部ライフデザイン総合学科栄養士コース
久木久美子
 
 

【投稿規定の書式細則】

1) word形式で、字体はMS明朝(日本語)、Time New Roman(英語)とし、A4用紙、余白は上30mm、下20mm、左25mm、右25mmで、40字×23行を標準とし作成する。

2) タイトルにシリーズ番号を付し副題をつける形式をとる場合には、原則としてシリーズ番号を付したタイトルは第1ページの脚注に記載する。この際、前報を引用文献として明示する。

3)  見出しは原則次のように書く。

  数字、ピリオド、カッコは半角とする。半角をあけ見出しを書く。

    • 大見出し 1. 緒言(行左寄せ)
    • 中見出し (1) 定量法(行左寄せ)
    • 小見出し 1) 温度(行左寄せ)

4)  新しい行のはじめは1コマあけ、カンマ(,)、ピリオド(.)、句点(。)、「」、( )、-、/などは全角で書く。数字、英字は半角とする。

5)  文章はひらがな、現代かな遣いとして、漢字はなるべく常用漢字とする。外国語の名称はカタカナを用いることを原則とするが、理解しやすい場合や固有名詞は原語のままでもよい。

6)  物質名については、商品名を用いず、必ず化学物質名を用いる。

7) 数量は算用数字を用い、桁数の多い数は3桁ごとにカンマで区切る。ただし、ページ数、通算番号(文献、特許など)の数字にはカンマを入れない。

8) 単位は原則として英文略号を用いる。

  [例] km,  m,  cm,  mm,  μm,  nm,  kg,  g,  mg,  μg,  kL(kl),  L(l),  mL(ml),  μL(μl),  mol,  M (mol/l),  mM,  μM,  hr,  min,  sec,  kJ (kcal),  J (cal)

9)  図の解像度は120dpi以上で、TIFF、JPEGもしくはBMPフォーマットにて作成し、タイトルは下につける。また、本文と併読しなくても図が理解できる程度に実験条件などを簡単に付記する。また、図をwordに貼り付ける場合は、図の余白を7~10mmとる。

10) 表のタイトルは上段につける。原則として、縦線は用いない。略語を用いた場合は欄外に説明する。また、表をwordに貼り付ける場合は表の余白を7~10mmとる。

11)  引用文献は、出現順に番号をもって[1]、[2]のように引用箇所を明らかにし、本文の末尾に一括して記載する。文献の著者名は原則として全員記載する。記述方法は下記のとおりとし、カンマは(,)を用い,カッコは半角とする。また、記述例のごとく号数は差し支えない限り省略すること。

<雑誌>著者名:論文名, 誌名, 巻数, ページ数 (発行年)

  • 中村美詠子, 青木伸雄, 吹野洋子, 飯樋洋二, 赤羽正之:静岡県における血清25-Hydroxyvitamin D, 1, 25-Dehydroxyvitamin Dの分布及び栄養素摂取状況との関連, 栄養学雑誌, 55, 305-313 (1997)
  • Dawson-Hughes, B., Harris, S. S. and Dallal, G. E.: Plasma calcidiol, season, and serum parathyroid hormone concentration in healthy elderly men and women, Am. J. Clin. Nutr., 65, 67-71 (1997)

<単行本>著者名:書名, ページ数 (発行年) 発行所, 所在地

  • 健康・栄養情報研究会編:第六訂改定日本人の栄養所要量―食事摂取基準―, pp.8-11 (1999) 第一出版, 東京
  • Hedges, L.V. and Olkin, I.: Statistical Methods for Meta-analysis, pp.11-20 (1985) Academic Press, New York

<訳本>著者名:原著名(発行年)/訳者名:書名, ページ数 (発行年) 発行所, 所在地

  • Willet,W.: Nutritional Epidemiology (1989)/田中平三監訳:食事調査のすべて―栄養疫学―, pp.93-98 (1996) 第一出版, 東京

<単行本の中の1論文>著者名:論文名, 書名/編集者名, ページ数 (発行年) 発行所, 所在地

  • Kuczmarski, M. F. and Kuczmarski, R. J.: Nutrition monitoring in the United States, In Modern Nutrition in Health and Disease. 8th ed./Shils, M.E., Olson, J. A. and Shike, M. eds., pp.1560-1516 (1994) Lea & Febiger, Philadelphia

 

(2016.10.1 一部改訂)

 

評議員


氏    名

所    属

大西 正健  産創研究大津事務所
植野 洋志
龍谷大学農学部
早川 潔
大髙 洽堂

瀧井 幸男 食健康研究所(株)
松本 正
滋賀県東北部工業技術センター
森  勝史 (株)西利 洛西工場
後藤 幸久 特許業務法人 後藤特許事務所
金 武祚 (株)ファーマフーズ研究所
筒井 延男
北岸 恵子  大阪大学レーザーエネルギー研究センター

 北川 秀樹

龍谷大学政策学部 
卯津羅 健作   ナガセケムテックス(株) 福知山第一工場
 菊田 隆
 川井 信 愛知医科大学微生物・免疫学教室 
井元 敏明 
佐野 洋 高木小児科病院 
神田 鷹久  
 則内 健司  インタクト(株)
菊島 直 (株)菱六 研究室 
山本 憲二  石川県立大学生物資源工学研究所
 小垂 眞  京都光華女子大学健康科学部
 岡田 俊樹 滋賀県工業技術総合センター 機能材料担当
吉田 征夫 千寿製薬(株)コーベクリエイティブセンター 
 Takusagawa Fusao  Department of Molecular Biosciences, University of Kansas
 Yamaguchi Mamoru Muscle Biology Res. Lab., Ohio State University 
 伊藤 進  
松野 謙一 京都工芸繊維大学工芸科学部
池原 健二 放送大学奈良学習センター
清末 芳生 バイオ/ゲノム/プロテオーム ビジネスコンサルタント
堀江 登 武庫川女子大学生活環境学部
森本 恵子 奈良女子大学生活環境学部
石井 郁子 北里大学医学部
辻 啓介 食進化研究所
渡部 紀久子 甲子園大学栄養学部
升井 洋至 武庫川女子大学生活環境学部
天野 良彦 信州大学工学部
野崎 功一 信州大学工学部
山柾 務  
桑田 実 兵庫県立工業技術センター
石嶌 純男 京都府立大学大学院生命環境科学研究科
楯 真一 広島大学大学院理学研究科
谷田 清一
鍛冶 幹雄 奈良女子大学社会連携
土井 裕司 武庫川女子大学生活環境学部
高橋 克夫
上野 義栄 京都府中小企業技術センター
新田 陽子 岡山県立大学保健福祉学部
久木 久美子 大阪国際大学短期大学部
関谷 次郎 京都学園大学バイオ環境学部
門間 敬子 京都女子大学家政学部
中澤 洋介  慶應義塾大学薬学部 
大前 英司  広島大学大学院理学研究科 
尾関 健二  金沢工業大学ゲノム生物工学研究所 
石森 浩一郎  北海道大学大学院理学研究科 
高橋 聡  東北大学多元物質科学研究所 
松田 覚  奈良女子大学生活環境学部 
芦高 恵美子  大阪工業大学工学部 
赤桐 里美  神戸女子短期大学
藤井 敏弘  信州大学繊維学部 
泉 俊輔  広島大学大学院理学研究科 
小森 博文  香川大学教育学部 
渡辺 祐子  (株)福寿園 CHA研究センター 
高橋 砂織 秋田県総合食品研究センター
藤崎 真吾 東邦大学理学部
三原 久明 立命館大学生命科学部
牧野 舞 奈良県立医科大学医学部
保川 清 京都大学大学院農学研究科